TOMIX 9022 サハ78 新製車 予約
型番 260917014
定価 3,850円(本体3,500円、税350円)
販売価格

3,080円(本体2,800円、税280円)

購入数

 旧型国電シリーズに常磐線で活躍したゲタ電とクモハ60が登場いたします!

97252 60・72形 常磐線 4両Aセット
97253 72・73形 常磐線 3両Bセット
9022 サハ78 新製車
9023 モハ72 T

 クモハ60は、20m級片運転台3ドアロングシート車クモハ41の電動機出力をアップした形式で、126両が製造されました。ただし戦時中の資材不足などにより、電装を諦めて事実上のクハとして登場した車両や他形式へ振り替えられた車両が10両含まれるため、電動車として完成したのは116両でした。後年クモハ41からの編入改造などもありました。製造年次により形態が異なり、1939年の初期に製造された車両はシル・ヘッダーのない平滑な外観が特徴でした。
 登場時はモハ60でしたが、1959年形式称号改正に伴いクモハ60となりました。
 常磐線では松戸電車区に配置され1967年まで使用され、その後は阪和電鉄時代の車両の置き換え用として阪和線鳳電車区に転属し、103系による阪和線旧型国電引退の1977年まで活躍しました。

 72・73形は、1944年より登場した63形に引き続いて国鉄の主力となった、4ドアロングシートの通勤電車です。
 戦時設計にて製造された63形は、極端な資材不足などから可燃性の材料が多く使われ、配線の絶縁や非常用ドアコックなどの安全装備が簡易化、あるいは省略されたまま製造されていました。
 このことが引き金となった1951年の桜木町事故を契機に、国鉄は63形全車に対して緊急の安全対策改造を実施しました。天井の鋼板化、配線の絶縁強化、非常用ドアコックの設置と明示などの抜本的な体質改善工事が行われ、この安全対策改造を受けた63形からの改造編入車(656両)が、72・73形のルーツとなります。
 その後、長距離用の80系湘南電車で培われた設計思想や新技術を引き継ぎ、1952年からは72・73形としての新製車が登場しました。このグループは、電動車モハ72形と制御車クハ79形のみが製造され、半鋼製車から後年の全金車まで合わせて490両が落成しています。
 製造過程でも各部の改良が続けられ、1956年には抜本的な車体構造の変更を行った全金属製車体(全金車)である920番台が登場し、国鉄旧型通勤電車の集大成となりました。
 この72・73形全金車の製造終了をもって、戦前からの技術である吊り掛け駆動方式を用いた「旧型国電(旧性能電車)」の新製は歴史の幕を閉じました。

 72・73形は、製造年により車体のデザインが異なり、1954年度以降に製造されたモハ72 500番台は屋根の高さが旧63形由来の車両より低くなり台車もDT17(後期グループはDT20)形に変更されました。

 登場当初は、山手線など当時の東京・大阪都市圏における通勤型電車の標準型として大都市圏の通勤輸送に従事しましたが、その後、101系を初め、103系などの登場により地方線区へ転出が始まり、1985年までに72・73形としては営業運転が終了しました。
 また、長期間の使用に伴い、近代化改装やアコモ改装・103系/115系相当の車体載せ替えや、多用途への転用改造の種車として、郵便荷物電車として、クモユニ74やクモニ83・事業用車として、クモヤ90などが存在しました。また、車体に続いて電装品も交換され103系3000番台に編入された車両や、荷物電車から再び普通電車へと再改造されたクモハ84など様々な経歴の車両が存在しています。

 1960年代以降、首都圏近郊や地方線区に転用されましたがこれに伴う短編成化の際に不足する先頭電動車は、モハ72形の改造でまかなわれ、旧63形由来のモハ72形改造車は近代化改造も合わせて実施の上で、クモハ73 500番台となり、モハ72 500番台の改造車はクモハ73 600番台となりました。
 クモハ73 600番台のうち、偶数車はパンタグラフが後位側に存在していたのが特徴で、首都圏近郊路線で使用されました。
 その後、各線への新性能電車の投入により廃車が進み、1985年に運用が終了し、全車廃車となり、廃形式となり、形式消滅となりました。

 また、このとき登場した20m4ドアロングシートという構成は現在でも通勤型車両の基本スタイルとして引き継がれています。

 サハ78は、戦時設計モハ63系列の付随車として登場し、当初よりサハ78として製造された車両と、モハ63の未電装で残っていた車両をサハ78に改造編入した車両、他形式からの改造編入車が存在し、320両規模のグループとなりました。
 当初は東京・大阪地区の通勤路線で使用されましたが、これらの線区の新性能化により首都圏郊外へ活躍の場を移し、一部はアルミサッシ化などの更新工事を行い1970年代後半まで活躍しました。また一部の車両は短編成化のためクハ79 300/920番台などへ改造されたり、クエ28などの救援車に改造されたりしましたが、サハ78は、1981年に全車廃車となり廃形式となりました。
 モハ72のうち、モハ63を中間車改造したグループは、当初クモハ73と同様に奇数向き、偶数向きが存在しましたが、200番以降は全車両が奇数向きに統一されました。また、モハ72単独では、改造車、モハ72新製車などあわせて1,400両以上が登場しました。
 当初は特に混雑の激しい首都圏通勤路線に配置され、近代化改造車を除く大半の車両は1970年頃までに引退しました。廃車の他に先頭車化改造でクモハ73 500/600番台などに多数が改造されました。他に、クモニ83などの改造種車ともなりました。

 常磐線は、1936年の電化時から20m級電車が使用されたのが特徴で1960年代半ば以降はクモハ73形をはじめとする4ドア電車が主力となり、1968年にクハニ67形を除いて4ドア車に統一されました。配置は松戸電車区です。
 1960年代より最長9両編成で運行されており、1966年から1971年にかけて、通勤路線の旧型国電では最長となる10両編成での運行が見られました。
 1967年から、エメラルドグリーン青緑1号の103系の導入が開始されましたが、混雑激化のため、朝ラッシュ時には特発列車の運転などを担当しました。1972年に常磐線での運用を終了し、新前橋電車区や、神領電車区・広島運転所・津田沼電車区などへの転出と一部廃車が行われました。
 1962年の三河島事故の反省から、常磐線にはいち早く列車防護無線が採用されました。1966年の運用開始に伴い、常磐線を走行する全ての運転台付き車両に専用無線機が設置され、屋根上には『常磐無線アンテナ』と呼ばれる特徴的なアンテナが装備されました。

◇商品内容
<共通>
 ハイグレード(HG)仕様です。
 配管付き密連形TNカプラー(SP)を装備いたします。
 新集電システム・黒色車輪を採用いたします。

 車番は選択式で転写シートが付属いたします。

<60・72形通勤電車(常磐線)セットA>
 クモハ60は、偶数車でシル・ヘッダーのない車両を新規製作し、前面窓は左右とも原型の姿を再現いたします。
 サハ78は、当初よりサハ78として製造されたグループを新規製作いたします。ドアの開き方向がモハ63形改造車とは異なる姿を再現いたします。
 モハ72は、63形改造タイプで3段窓の車両を再現いたします。
 クハ79は、奇数車でヘッドライトが埋め込まれた後期型を再現いたします。
 ドア窓は、Hゴム形状で再現いたします。
 <97253><9022><9023>との組み合わせにより常磐線で見られた9・10両編成を再現可能なほか、本製品のみで横浜線の4両編成を再現可能です。
 常磐無線アンテナと配管は、別パーツが付属いたします。
 クモハ60のパンタグラフは、PS11を、モハ72のパンタグラフは、PS13をそれぞれ再現いたします。
 避雷器は、取り付け済みです。
 運行番号表示部は、印刷済みパーツによる選択式です。
 前面サボは、「上野・松戸・取手・南柏」と「八王子・原町田・東神奈川・磯子」が付属いたします。
 ヘッド・テールライト・運行番号表示部は、電球色LEDによる点灯式です。
 ヘッド・テールライト・運行番号表示部は、常点灯基板を装備し、ON-OFFスイッチ付です。
 先頭車運転台側は、胴受けの小さいTNカプラーを採用いたします。
 フライホイール付動力・M-13モーターを採用いたします。
 ケースは、ブック型プラケースとなります。

<72・73形通勤電車(常磐線)セットB>
 クモハ73は、旧63形の形状が残るタイプを再現いたします。
 モハ72は、全金属車体の920番台を再現いたします。
 クハ79は、300番台のうちヘッドライトが屋根上にある車両を再現いたします。
 ドア窓は、Hゴム形状で再現いたします。
 <97252><9022><9023>との組み合わせにより常磐線で見られた9・10両編成を再現可能です。本製品2セットと<9022><9023>との組み合わせにより旧型国電晩年の4ドア車で統一された10両編成を再現可能です。
 避雷器は、取り付け済みです。
 運行番号表示部は、印刷済みパーツによる選択式です。
 前面サボは、「上野・松戸・取手・南柏」「山手・弁天橋・逗子・東京競馬場前」と、印刷なし無地が付属いたします。
 ヘッド・テールライト・運行番号表示部は、電球色LEDによる点灯式です。
 ヘッド・テールライト・運行番号表示部は、常点灯基板を装備し、ON-OFFスイッチ付です。
 先頭車運転台側は、胴受けの小さいTNカプラーを採用いたします。
 フライホイール付動力・M-13モーターを採用いたします。
 ケースは、ブック型プラケースとなります。

<サハ78形(新製車)>
 サハ78は、当初よりサハとして製造されたグループを新規製作し、ドアの開き方向がモハ63形改造車とは異なる姿を再現いたします。
 窓は、3段窓を再現いたします。

<モハ72形(T)>
 モハ63から改造された、3段窓の残るグループを再現いたします。
 パンタ側妻窓が両側にある0番台奇数車を再現可能です。
 台車は、DT13形を再現いたします。
 避雷器は、新旧2種が付属いたします。

◇オプショナルパーツ
<0733>室内照明ユニットLC(白色LED)

 是非、この機会に通勤路線の旧型国電としては最長となる迫力の10両編成で、高度経済成長期の常磐線通勤ラッシュを支えたゲタ電をいかがでしょうか? 常磐線では、エメラルドグリーン(青緑1号)の103系0番台はもちろん、1971年以降では、営団千代田線乗り入れ用103系1000番台や、乗り入れてくる営団6000系、401系・403系・415系0番台交直流近郊型電車標準色(赤電塗装)による中距離電車、485系「ひたち」・451系・453系・キハ58「常磐」、EF80牽引のブルートレイン「ゆうづる」、夜行急行「十和田」などの夜行列車、貨物列車などと共演いたします! 上野の高架ホームでは、山手線や京浜東北線で活躍していた低運転台の初期型103系(非ATC車)や101系との離合がお楽しみいただけます!