MICRO ACE A5715 オハ61 ぶどう色1号 予約
型番 260701005
定価 6,050円(本体5,500円、税550円)
販売価格

4,840円(本体4,400円、税440円)

購入数

 60系客車三等座席車オハ61・オハフ61に、登場時のぶどう色1号仕様がラインナップに加わります!

A5715 オハ61 ぶどう色1号
A5716 オハフ61 ぶどう色1号

 終戦後の混乱期に疲弊しきったインフラや車両をやりくりして、どうにか輸送を継続していた1950年代初頭の国鉄には、大正時代に製造された木造客車が多数残存していました。超満員の輸送時にはしばしば車体の破損事故が生じたほか、万が一の脱線や衝突などの際には車体が粉砕されて被害が大きくなるなど事態が深刻さを増す一方、GHQの方針として車両の新造が認められない状況にありました。そこで窮余の策として、名義上は「木造客車の改造」としながらも、実質的には鋼製客車を大量かつ短期間に整備する計画が立てられました。
 この計画に基づき、17m級の木造客車の台枠を切り接いで20m級台枠とし、台車など流用できる部品は可能な限り再利用しつつ、スハ43系に似た切妻の鋼製車体を載せて誕生したのが、鋼体化客車と呼ばれる60系客車です。17m級から20m級への大型化によって輸送力の向上も達成され、系列全体で約3,500両という膨大な数が改造により登場しました。
 当初は、側面窓の幅が木造客車を踏襲した700ミリで、3連ごとの配列となった「オハ60」および「オハフ60」が1949年に登場しました。その後、窓幅をオハ35などに準拠した1000ミリ幅に拡大した改良型として、「オハフ61」が1950年、「オハ61」が1951年に登場しました。オハ61は1,052両、オハフ61は795両が製造され、いずれも本州以南の地域で幅広く活躍しました。系列には3等座席車や荷物車のほか、郵便と荷物の合造車など多種多様な車両が存在していました。
 オハ61系の座席は、シートピッチが木造客車と同様に狭く、背もたれも板張りで居住性に難があったため、主にローカル線の普通列車を中心に投入され、他形式の旧型客車と混結されて運用されていました。
 また、オハ61は特別二等車のオロ61に改造され、後に冷房を取り付けてスロ62へ、さらにお座敷列車化されてスロ81になるなど、個性的な改造を受けた車両も多数存在します。他にも、オハニ63の台車を乗り心地の良いものに振り替えた優等列車用のオハニ36や、荷物車・救援車への転用、さらには気動車化されてキハ08となった車両など、その後の展開も非常に多岐にわたります。

 10系軽量客車以降、50系客車が登場するまで普通列車用の客車が長らく新造されなかったため、結果としてオハ61系の活躍期間は延びることとなり、旧型客車の晩年まで各地で姿を見ることができました。塗色については、登場時は車体色が当時の客車列車の標準であるぶどう色1号でしたが、1959年に国鉄車両塗色規定の変更にあわせて順次やや明るいぶどう色2号へと変更されています。さらに後年、一部の車両は多客期の急行・快速列車に使用するため、車体塗装が青15号に変更されたものもありました。
 しかし、老朽化と地方路線の電車化・気動車化の進展に伴い次第に活躍の場を失い、国鉄末期には急速に廃車が進みました。オハ61およびオハフ61は、1987年3月の国鉄分割民営化までに全車が廃車となり廃形式となり、形式消滅しており、JR各社に承継された車両はありません。

◇商品概要
 A5711 61系客車 青 6両セット(2017年3月出荷)を基にしたバリエーション製品です。
  1950〜1960年代のローカル列車の雰囲気が楽しめる、61形鋼体化改造客車のぶどう色1号時代を再現いたします。
  A5715 オハ61・A5716 オハフ61や、すでに発表済みのぶどう色1号客車(A8550 マニ60など)を組み合わせて様々な編成を楽しめます。

◇ ご注意 ◇ 1950〜60年代当時、国鉄は数年ごとに車体標記の基準を変更しました。A5715オハ61、A5716オハフ61他ぶどう色1号客車シリーズの各製品は時代設定や所属を統一させていないため、標記位置、内容などが各製品で異なります。

【A5715】
オハ61-76(福ツル)
 1950年代前半、側面窓下に三等標記「?」を印刷いたします。側面ナンバーが2段標記で、管理局と所属標記をナンバーの左に掲出しています。
  定員標記横に一斉点滅装置標記を印刷いたします。

【A5716】
オハフ61-252(千ナタ)
 テールライトは、点灯式です(消灯スイッチ付)。
  1950年代後半、側面窓下に三等標記「?」と「車掌」を印刷。所属標記は側面ナンバーの上に書かれた姿がモチーフです。
 定員標記横に一斉点滅装置標記を印刷いたします。

◇ ご注意 ◇ 本製品に動力車は含まれません。走行には別途機関車などが必要です。

◇オプション
室内灯 : 幅狭室内灯(G0005 /G0006/G0007/G0008)
カプラー : 対応なし

 是非、登場時のオハ61・オハフ61をこの機会にいかがでしょうか? 電気機関車・ディーゼル機関車の全国展開直前、蒸気機関車が牽引の主力を務めていた時代。スハ32やオハ35などの戦前系客車、そしてワム90000やワム50000・ワム70000・トラ45000・レ12000・タキ3000といった二軸貨車を中心とする貨物列車と共に、ありし日の国鉄情景をお楽しみいただけます! また、先月ご案内いたしました「EF52 甲府機関区」も同じぶどう色1号であり、牽引機として組み合わせるのに好適です!!