井上哲郎
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8,888円(本体8,080円、税808円)
583系最後の寝台急行「きたぐに」を晩年仕様で製品化! 閉塞された非常口やユニット化されたドアコック蓋を新規ボディで!! 10-2206 583系 寝台急行「きたぐに」 7両基本セット 10-2207 583系 寝台急行「きたぐに」 3両増結セット 1967年に登場した世界初の寝台/座席両用という特急形交直流電車581系は、翌1968年には、東北本線の複線化と電化工事の完成によって、新たに東日本地域の交流50Hzに対応した、50/60Hz両用の583系として改良が加えられて登場しました。 当初は、南福岡電車区に91両、青森運転所に84両が配置され、最終的に434両が製造されました。 最初に投入された列車名にちなんで「月光型」とも呼ばれています。 1968年鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しています。 中京・関西・九州方面では、南福岡電車区に配置され、「月光」・「明星」・「彗星」・「金星」・「しおじ」・「つばめ」・「しらさぎ」・「雷鳥」などで活躍しました。 東北本線系統では、青森運転所に配置され、昼行特急は「はつかり」、夜行寝台特急は「はくつる」「ゆうづる」として、上野〜青森間で活躍を始めました。 登場当時は、座席/寝台兼用構造は画期的な構造として好評を得ていましたが、その後の新幹線の延伸や、客車寝台列車のB寝台2段化・座席使用時の485系などのリクライニングシートとの居住性の違いなどで昼夜共に接客設備に問題を抱えることなると共に、昼夜兼用で走行するため、走行距離が伸びダメージの蓄積を早める事となり、活躍の場を狭め、最後の定期運用であった「きたぐに」も2013年に廃止されました。 また、国鉄分割民営化直前には、近郊型への転用改造が実施され、419/715系となった車両も存在します。 JR東日本に所属する最後の6両編成が、2017年4月8日、ツアー形式による記念運転と、翌日の秋田駅での展示会をもって、引退しました。 クハネ583は、東北本線の寝台特急需要を踏まえた将来的な15両編成化を考慮し、一部機器の配置を変更して登場しました。 国鉄時代は、クハネ581を組み込んだ編成は主に山陽本線で、クハネ583を組み込んだ編成は主に東北本線・常磐線で、それぞれ使用されました。 急行「きたぐに」用編成は、JR西日本向日町運転所所属車で運用され、1991年に淡いブルーをベースに、紺と緑の帯をあしらった塗装のシュプール&リゾート色(旧きたぐに色)となり、1997年に、ホワイトを基調にグレーと側面部の青と金の帯をあしらった新きたぐに色に塗色が変更されました。 1989年に、「シュプール・リゾート」編成は、サロ581がサロン席装備の改造を受け100番台となりました。 1991年から、「きたぐに」編成・「シュプール・リゾート」編成共に延命N40工事が施工され、昼夜兼用の長距離運用で疲弊した車両のリフレッシュが図られました。車体腐食の原因でもあった側面非常口が閉塞され、ドアコックもユニット化されました。屋根も雨漏り対策と耐久性向上のため、塗り屋根化されました。 内装なども、583系の象徴的な装備であった二重窓の間に組み込まれている回転式のベネシアンブラインドが撤去され、一般的な横引きのカーテンへと変更されました。また水回りもリフレッシュされ、洗面台なども更新されました。座席モケットやカーペットなども張り替えられました。 「きたぐに」運用時の繁忙期には、「シュプール・リゾート」編成から電動車ユニットを引き抜き、増結を図り12両編成での運転も行われました。 一部の編成は、2010年頃まで一方の先頭車にクハネ583が組み込まれていましたが、晩年は、「シュプール・リゾート」編成の廃車に伴う編成変更で全ての先頭車がクハネ581となっていました。 急行「きたぐに」は、大阪〜新潟間東海道本線・北陸本線・信越本線経由米原回りの列車です。 1947年に、大阪〜青森間に急行507・508列車が設定されました。青森では青函連絡船に接続を行うことで、関西と北海道を結ぶルートとしての役割も担っていました。 1950年に、列車愛称が「日本海」と命名されました。この際、列車番号は501・502列車となりました。 一方「きたぐに」という列車名は、1959年に金沢〜新潟間を結ぶ昼行気動車急行として誕生したのが始まりです。1961年には、この昼行気動車急行「きたぐに」の運転区間が大阪〜新潟間に延長されました。 1968年に、日本海縦貫線に20系による寝台特急が新設されることとなり、「日本海」の列車名は新設のブルートレインに譲る事となりました。旧「日本海」のダイヤとルートを引き継ぐ形で、宮原客車区所属の旧形客車による夜行急行が「きたぐに」へと改称されました。これにより大阪〜青森間を結ぶ夜行急行「きたぐに」が誕生し、同時に昼行急行であった初代「きたぐに」は、夜行列車へその名を譲る形で急行「越後」へと改称されました。その後、「越後」は、「雷鳥」へと特急格上げされました。 1972年に、オシ17を火元とする北陸トンネル火災事故が発生し、この事故は客車の難燃化対策や地下区間における運用規則が大きく見直される契機となりました。 1973年に、「きたぐに」は、普通車が12系へと置き換わり、定期急行列車で12系が使用された初の事例となると共に、10系寝台車等と混結した編成となりました。当時の客車の所属も宮原客車区でした。 1975年に、ダイヤ改正時に湖西線が開業し、「雷鳥」・「白鳥」・「日本海」が湖西線経由へと変更される中、「きたぐに」は、東海道本線・北陸本線経由を維持し、一部客車の増減はあったものの長らく活躍を続けました。これは、名古屋地区からの乗り継ぎの利便を図ったためと言われています。 1978年に、グリーン車スロ54の連結が終了しました。 1982年に、上越新幹線開業に伴うダイヤ改正で、徐々に関西方面との直通利用客が減少したため新潟駅以北を昼行のエル特急「いなほ」として分離し、急行「きたぐに」は、運転区間が大阪〜新潟間(米原経由)へと短縮されました。この時、車両は宮原客車区所属の14系へ変更され、A寝台車オロネ14形も連結されていました。14系化に伴い、米原での客扱いが終了しました。この14系は関西から九州方面列車からの転用で、寝台車は「あかつき」「明星」「彗星」から、座席車は「雲仙」「西海」「阿蘇」「くにさき」などで活躍していた車両でした。 1985年に、使用車両が583系に変更になりました。配置は向日町運転所です。583系12両編成により電車化されましたが、この際、A寝台車の需要が多い事から、サハネ581改造のサロネ581が登場し、A寝台・B寝台・グリーン車・普通座席車を備えた多彩な編成が組まれました。サロ581によりグリーン車が復活しました。また、米原での客扱いも復活しました。郵便車スユ16の連結が終了しました。583系は、「雷鳥」の485系への統一、「明星」「彗星」「なは」からの撤退により余剰となっていた編成を活用しました。 1986年に、基本編成が10両編成に短縮されました。 1988年に、ダイヤ改正により下り列車の新津〜新潟間において普通車自由席の快速扱いが開始されました。JR移行後も更新工事や塗色変更を経て定期列車として活躍を続けました。 2012年に、ダイヤ改正に伴い定期列車としての急行「きたぐに」は、運転を終了し臨時格下げとなりました。この臨時格下げに伴い、運行経路が東海道本線・北陸本線経由から湖西線経由へと変更されると共に、新津〜新潟間の快速扱い運用も廃止されました。この列車の定期運行終了により、日本における最後の定期夜行急行列車が消滅し、同時に583系の最後の定期運用も消滅しました。その後は連休期間中などを中心に運行されました。 2013年に、臨時列車としての「きたぐに」も正式に運転を終了し、廃止されました。 ◆KATOの583系シリーズに新たなラインナップが加わります。白を基調にグレーと青、金の帯が入った塗色が特徴の急行「きたぐに」を製品化。列車無線アンテナが設置されたクハネ581や二段寝台化により中段小窓の閉塞が行われたサロネ581を新規に作成いたします。好評発売中の〈10-881/882 24系寝台特急「日本海」〉など日本海縦貫線で活躍する車両製品などとあわせてお楽しみいただけます。 ■製品特長 京都総合運転所(現:吹田総合車両所京都支所)所属で両先頭車がクハネ581で構成されるB4編成を製品化いたします。 延命N工事、1997年から始まった2度目の塗色変更施工済、編成が組み替えられる2010年頃までの形態を再現いたします。 国鉄色とは異なる、白を基調にグレー、青、金の帯を配したJR仕様の塗色を再現いたします。 側面非常口が閉塞され、ドアコック蓋がユニット化された車体、中間車トイレ側の車端部付近にある手スリを再現いたします。 クハネ581は、列車無線アンテナが設置された屋根を新規に作成いたします。車体側面の「Kitaguni Express」ロゴを印刷にて再現いたします。 サロネ581は、サハネ581から改造された車両を新規に作成いたします。二段寝台化により中段小窓が閉塞された外観を再現いたします。 愛称表示は、変換式トレインマークを採用いたします。「きたぐに」「雷鳥」「シュプール」「シュプール妙高・志賀」を収録いたします。 ヘッド/テールライトは、点灯式です。前面愛称表示は、点灯式です(白色LED採用)。 スロットレスモーターの採用で、スムースかつ静粛な走行性を実現いたします。 中間連結部は、ボディマウント密連形カプラー(フックあり)を採用いたします。先頭部は、ダミーカプラーを装備いたします。角ばった連結器カバーを再現いたします。 パンタグラフは、耐雪カバーありで、シューは2本ホーンでパイプ状の形態を再現いたします。 DCCフレンドリーです。 基本セットは、7両ブックケース、増結セットは、3両ブックケースとなります。 ■関連オプションパーツ 11-211/212 LED室内灯クリア/(6両分入) 是非、583系「きたぐに」定期列車晩年の姿をこの機会にいかがでしょうか? 「トワイライトエクスプレス」「日本海」などの夜行列車や、「雷鳥」「サンダーバード」「いなほ」「北越」などの関西地区・新潟地区の優等列車、221系・223系や、115系新潟色各種などと共にお楽しみいただけます!